鵠沼海岸
鵠沼海岸(くげぬまかいがん)は、神奈川県藤沢市鵠沼地区の、
相模湾に面する海岸部という意味の地名であった。
国道134号線沿いに位置し、東に江の島、西に富士山を望む風光明媚な海岸で、
鵠沼運動公園、湘南海岸公園、鵠沼海浜公園、片瀬西浜・鵠沼海水浴場がある。
日本のサーフィン、ビーチバレーをはじめ、多くのビーチスポーツの発祥の地である。
小田急江ノ島線鵠沼海岸駅が最寄である。
関東大震災以後、別荘地から定住高級住宅地として知られるようになり、
太平洋戦争の頃には疎開先として人口が増大し、
高度経済成長期からはベッドタウンとしての性格を強めたこの地域の住民には外部からの移住者の割合が極めて高い。
住民の中には文化人と呼ばれる芸術家や著作家、思想家、学者、
あるいはジャーナリスト、出版人などが多く含まれる。
隣接する鎌倉文士には及ばないが、
東京の馬込文士村、田端、谷根千、阿佐ケ谷などの文士村よりは多くの文化人が鵠沼には住んでいた。
また、鵠沼海岸はおろか湘南随一の旅館だった「東屋」は、
文士宿と異名を取るほど文人に愛される旅館として知られていた。
現在は鵠沼松が岡という住居表示となった小田急江ノ島線と、
境川とに囲まれた一帯の多くは風致地区に指定されており、
建ぺい率、容積率に制限があるため、中高層の建物は全く見られない。
「かながわのまちなみ100選」に選ばれるほど風情のある住宅地として知られている。